ここは心のふるさと。
まるで絵に描いたかのような、のどかな日本の里山の原風景がここにはあります。
その中を、ガッタンゴットン、小さな列車がのんびりと走っていきます。
この美しい景観はもちろん、秋田内陸線の大きな自慢はもうひとつあります。
それはお客様が訪れる先々で出会える、この土地の人々の笑顔です。
私たちは、訪れる方を笑顔でお迎えしたい。そして、笑顔になっていただきたい。
訪れた方に秋田の魅力を知っていただき、さらに多くの方に訪れていただくことで、私たちも地域も笑顔になりたい。
そうした思いから、秋田内陸線の愛称を「スマイルレール」と名付けました。
これからもずっと、私たちがつなぐ出会いに、多くの笑顔がありますように。
秋田内陸線は皆さまの笑顔を乗せて、走り続けます。
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
花めぐりと山菜が楽しみ
齋藤農園 齋藤 瑠璃子さん
西木町は日本一大きな栗「西明寺栗」の産地です。この栗の木を長年にわたり丹精込めて栽培したところ、野生のカタクリの花が自然に増え、いまでは日本一の群生地となりました。毎年、可憐なカタクリの花がじゅうたんのように広がる光景は、何度見てもうっとりします。カタクリ群生地は八津駅から徒歩5分ほどの場所にあるので、角館の桜とあわせて、ぜひ内陸線で見にきてください。
また、秋田は山菜の宝庫です。この時期、県外から来る方の多くは、山菜の種類の豊富さに驚かれますよ。春ならではの、秋田の豊かな食文化を体感してください。
涼しい土地でのんびりどうぞ
わくわくマーケット
(左から)鈴木 順子さん、上杉 ふみ子さん、中島 勝子さん、鈴木 順子さん
この時期は緑が美しいので、森吉山でのトレッキングを目当てに遠方から来る方も多くいらっしゃいます。日本屈指の名瀑「安の滝」が間近に眺められるほか、多彩な高山植物があちこちに群生し、目を楽しませてくれますよ。
お盆には、沿線各地で夏祭りが催されます。なかでも阿仁合駅近くの河川公園で開催する花火大会と灯籠流しは情緒があり、地元の郷土芸能なども見られ、秋田の風俗を存分に楽しんでいただけると思います。
また、内陸線沿線では7月から9月上旬にかけて、車窓から「田んぼアート」が眺められるスポットがあります。ぜひ道中の景色も楽しみに、遊びにいらしてください。
橋梁から望む紅葉は絶景!
阿仁合ぶらぶらガイド 戸嶋 喬さん
山深い土地を走る内陸線は、秋は何といっても紅葉が美しいです。とくに笑内駅と萱草駅の間にある大又川橋梁からの眺めはすばらしいので、ぜひ内陸線の列車からの紅葉狩りを楽しんでいただきたいと思います。
そしてこの時期の味覚といえばキノコですね。ブナ林やミズナラが多い秋田では、多種多様なキノコが採れます。寒くなってくると、キノコをたっぷり入れた鍋と新米のご飯は最高のご馳走になります。
私たち「阿仁合ぶらぶらガイド」は秋にもツアーを開催しています。美景を眺めながらのまち歩きに、参加してみませんか。
神秘的な北国の景色を
秋田内陸線アテンダント 橋本 由子(よしこ)
山の色は日々、刻々と変わります。どの季節も美しいですが、私が一番好きなのは冬です。とくに、田んぼの真ん中にある上桧木内駅周辺は、視界がパッと開けるので、列車に乗っていると、まるで自分が鳥になり、白銀世界を飛んでいるかのような気分になれるんですよ!
観光スポットとしておすすめするのは、阿仁スキー場の樹氷です。ゴンドラ山頂駅舎から徒歩5分ほどの場所にあり、気軽にお楽しみいただけますよ。そして、寒い季節には温泉がうれしいもの。阿仁前田駅は2階が温泉という珍しい駅舎です。旅の途中に立ち寄って、体の芯まで「ぬぐだまって」いってください。
東京から角館駅までのアクセス
- 新幹線東京 → 角館駅(約3時間)
- 飛行機羽田 → 秋田(約1時間5分)
- 車(高速バス)浜松町バスターミナル → 角館(約9時間)
仙台から角館駅までのアクセス
- 新幹線仙台 → 角館駅(約1時間25分)
- 車仙台 → 角館(約3時間10分)