お客様各位

令和７年１２月１２日、秋田内陸線の荒瀬あらせ駅～萱草かやくさ駅間で脱線・転覆事故が発生しました。
皆様には、ご心配とご不便をおかけすることとなり、心よりお詫び申し上げます。
今回の事故を国土交通省は「鉄道事故」と認定。運輸安全委員会による現地調査が行われ、また運転士が怪我を負うこととなり、事故の重大性を認識しております。
弊社では、法律に基づいた実施基準に則り、安全対策を取りながら列車運行を実施して参りました。しかしながら、今回、重大事故を起こす結果となりました。昨今の天候の環境変化に対し、さらに日ごろからの沿線の確認作業や運行に際してのルール再徹底等、早急に取り組んでいきます。
事故後、多くの皆様から励ましや応援の言葉をいただきました。一方でご利用に際し不安がある、大丈夫か、というお言葉も多くいただいております。今後とも、至らぬ点が見受けられましたら、いつでもお知らせください。皆様の声に耳を傾け、通勤、通学、通院など地域の足として、内陸線の旅を楽しみにしている観光客の足として、皆様に信頼される鉄道会社となるよう努力してまいります。今後ともご支援のほどお願い申し上げます。
なお、運輸安全委員会よる現場保全の解除を受け、１２月１４日から復旧工事を行っておりましたが、鉄道施設及び周辺の安全確認が取れましたので、再発防止対策を行い、阿仁合駅～角館駅間の運行を再開いたします。ご理解賜りますようお願いいたします。

令和７年１２月１５日
秋田内陸縦貫鉄道株式会社
代表取締役社長　長　峰　英　雄